徳島県教職員の会は1月5日、昨年12月に変形労働時間制の導入を可能にする徳島県条例が成立したことを受け、徳島県内全市町村の教育長に、「公立学校への『1年単位の変形労働時間制』の導入について(お願い)」を送付しました。
「お願い」文書の内容は、下記のとおりです。
1.国会審議を無視した条例成立過程
2.変形労働時間制の具体的な問題点
3.変形労働時間制でなく、教育条件の整備で長時間過密労働問題を解決
4.「1年単位の変形労働時間制」を導入しないでください
詳細は、下記の添付文書をご参照ください。
◇ 公立学校への「1年単位の変形労働時間制」の導入について(お願い).pdf
12/23付け徳島県教育委員会教職員課のホームページによると、来年度から一般と臨時教員特別選考などの年齢制限が59歳以下となり、実質的に年齢制限はなくなりました (添付資料①参照)。
教職員の会では、12月に県教委に対して再度の「要請」(添付資料②参照) を行っていましたが、長年の要求がやっと実現しました。
①令和4年度(令和3年度実施)の主な変更点.pdf
②追加「要請書」.pdf
徳島県議会で審議されている「一年単位の変形労働時間制」問題についての緊急声明
~ 前代未聞の国会審議無視の県教委条例案を、撤回又は廃案に ~
徳島県議会の本会議開催(2020.12.18)を前に、徳島県教職員の会は、標記「緊急声明」を発表しました。
その主な内容は、下記のとおりです。
1.国会審議を無視、県議会を軽視した条例案の提出
(1)国会での法案審議で確認されたこと (2)県教委が条例案を作成した手順
(3)国会審議無視・県議会軽視の県教委の条例案に正当性は認められない
2.関係する みなさまへの要請・お願い (1)県教委は条例案の取り下げを (2)県議会は条例案を廃案に
(3)県民・教職員のみなさまは、県教委・県議会の対応を注視‥‥
★変形労働「緊急声明」.pdf
「徳島県議会議員のみなさんへのお願い」文書の主な内容は、次のとおりです。
1.手続きを踏まずに上程された条例案 ①県議会での審議の前提が壊れている ②突出している県教委の動き
2.変形労働時間制の具体的な問題点 ①制度導入の前提条件が整っていない
②勤務時間の縮減にならず、長時間ただ働きを容認する制度 ③教育現場に合わない30日前の周知
④教員にとって「無意味」に等しい夏休みでの「休日まとめ取り」
⑤ 8時間労働の原則がこわされ、高まる健康被害・過労死の危険性
3.変形労働時間制でなく、教育条件の整備で長時間過密労働問題を解決
①OECD加盟国で最低の公的支出を平均レベルに ②子どもを中心に据えて、徹底した業務の見直しと縮減を
4.条例案の扱いなどについてのお願い(条例案を採択しないでください)徳島県議会議員のみなさんへのお願い.pdf
機関紙253号の主な掲載記事は下記のとおりです。
〇徳島市ブロックの「要請」に市教委が「文書回答」 〇支援学校設置基準署名、学校から続々と返送
〇変形労働時間制で、県内の全校長に「お願い」 〇OECD加盟国で公的支出が最下位=長時間労働の最大の原因
〇徳島県教育委員会に63項目の要求を提出 〇会員の声
◆機関紙253号.pdf
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